私たちの感覚は、その時その時で
鋭敏になったり鈍感になったり。
『痛み』という感覚にもいろんな種類があるから不思議です。
最近、植物に興味が出てきたので、朝ドラの『らんまん』を視聴したところ、
植物採集用のブリキ製のようなカバンに、
摘んできた植物が挟まれているのを見て、
『っ…痛い』となりました。
心臓の辺りが『ちくーん!』とします。
植物を愛する人が、本当にあんなことしたんでしょうか?
私は芝生を踏んだりするのは余り気にならないのに、
あのカバンに挟まれているのは痛くて見ていられませんでした。

痛みの神経回路について考えていたら思い出したことがあります。
数年前に歯医者さんから言われたこと。
虫歯の治療が終わってしばらくしてから、
その2つ隣の歯が痛み出しました。
でも虫歯など異常はありませんでした。
歯医者さんからは、
『今回は、治療をしたことで刺激されたのかもしれません。
炎症も何もなくても、痛くなることもあります。
神経から脳に誤った情報が送られています。
痛い歯が虫歯とは限りません』
などと詳しく説明されました。
なるほど~!
確かに、人間は機械じゃないのだからそんなこともあり得ますね。
その後1ヶ月ほど痛みが続きましたが、自然に治っていきました。
痛みについて、余り意識し過ぎない方が良いと思う反面、
10代の頃から病気で様々な痛みを経験した事を思うと、
興味深いテーマで固執してしまいます。
『何故あんなに痛かったんだろう?』
『この症状は私に何か訴えているのか?』
など、
思い出す時間が自然に短くなったら良いな、と思っています。
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