Responsibility『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー博士)より

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私は普段は穏やかと言われます。イライラしていることも少ないと思います。

でも、久しぶりに強烈な【感情】でいっぱいになりました。

とにかくイライラ、アレルギーの症状もあり、皮膚をかきむしって手足が傷だらけ…

感情だから、すぐにコントロールできるものじゃなくて。

それでも、客観的になるために自問自答して、

「いつまでイライラしているつもり?」

「怒り続けてもいいし、怒ることを止めてもいいよ。」

「落ち着け―自分」

こんな時、いつも思い出す言葉があります。

responsibility [response + ability]

あの有名な『7つの習慣』第1の習慣-主体的であるということ-のくだりで説明されています。

Response は反応。

ability は能力。

つまり、responsibilityは反応する能力があること。

日本語直訳だと「責任」と解釈されることががありますが、「責任」とはニュアンスが違う、というのが新鮮でした。

本来のresponsibilityは、前向きで、人間の力を肯定し信頼している、とてもポジティブな言葉だと理解しています。

さまざまな刺激に対して、どう反応するかは選ぶことができる。

そう思うと、あんなにイライラしていたのに、「どのように対応すれば良いか?」と建設的に考え始めることができました。

今回、病気になってからも、何度も考えさせられた言葉です。

自分が悪いことをした訳ではないけれど、病気の責任を取れるのは自分しかいない。

そう思うと強くなれます。

自分のような小さな存在でも、「自由」という豊かさを持っていることを実感し、自己効力感が高まる感覚があります。

この本の内容すべてに賛成している訳ではないのですが、万人にオススメしたい良い本ですね。

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