愛するということ 『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー博士)より

前回に引き続き、『七つの習慣』です。古い本ですが普遍的な内容で、人生に先生が一人増えたような価値ある一冊だと思います。今さら私が言うまでもないですが、もしまだ読んだことがないという方がいらっしゃったら全力でお勧めします!

「愛とは動詞である」という部分はとても印象的でした。

相談者「妻のことを昔のように愛せなくなった」

コヴィー先生「奥さんを愛しなさい」

私「・・・」

とんちか。

でも言われてみれば確かに、愛する行動をするだけで良いんだよね。

愛が冷めてて心から思っていないのに、愛する行動は不誠実なんじゃないか?心と行動が一致してないけど大丈夫なのか?

と最初は思ったけれど、

相手と離れたいわけではなく、関係を改善したいと望んでいるなら矛盾していない。

話を聞いて、理解して、褒めて、やさしくして、感謝してあげているうちに、本人も奥さんも

自然に愛情が湧いてくる、と納得できる。

そう、行動が先なんですよね。

なんてシンプルで素晴らしい解決策なんだろう!

気持ちは後からついてくるから大丈夫。

笑顔を作ればドーパミンが出る。

助ければ、助けてあげた人を好きになる、という「認知的不協和理論」と似ているのかな。

効果はすぐ出ないこともあるのも面白いところ。

数か月前の話ですが、私と性格が合わないと思っていた人から初めて「ありがとう」という言葉を聞いたとき、

ちょっとビックリしたけれど特に反応せず過ごしていました。

でも、また別の日に、2回目の「ありがとう」を言われた。

ジワジワきて、いつの間にか相手との距離が縮まっていました。

行動を変えてくれた、という事は、相手が自分との関係を気にかけてくれたからだと思う。それが心に響いた。

一瞬でも気にかけてくれるというのは嬉しいことですね。

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